浅間神社もお堀の桜も満開
廿日会祭も、いよいよ明日からですが、
今日は、浅間通りの大きなイベントのひとつ、
「長政まつり」の歴史についてご紹介します。
1986年、静岡の若者有志によるささやかな「まつり」が
浅間通りで行なわれました。
徳川家康が駿府城に在城していた頃にタイへ渡り
波乱の生涯を送った山田仁左衛門長政が
この浅間通りの出身であることにちなみ
イベントは「長政まつり」と命名されました。
これが「第1回 長政まつり」です。
その後、浅間通り商店街に引き継がれた「長政まつり」は
山田長政を記念顕彰するのみならず
日本とタイの交流の架け橋となった長政にならい
日タイの親睦を推進する「日・タイ友好」事業として
タイフードやタイ舞踊など、タイ文化の魅力を紹介してきました。
2000年には、商店街の新アーケードの完成とともに
念願であった山田長政公像の建立が実現しました。
これを契機に、山田長政を学問的に研究する会が地元に発足し
長政まつりは一過性のイベントから
地域独自の歴史文化や伝統を再発見する「学びの場」ともなりました。
2005年からは
在京タイ王国大使館・大阪タイ王国総領事館の大々的な支援を受けて
「日・タイ友好 長政まつり」は地方都市の一商店街としては
類例のない国際的なイベントへと
ますます発展・進化しているところです。